旅行会社として有名なHISでは、HISモバイルという格安SIMも提供しています。
そのプランのひとつに変なSIMがあります。
ハウステンボスの変なホテルなど、『変な○○と言えばHIS』というのが定着してきてますね。
変なSIMはハワイやシンガポール、フランス等、海外の75の国と地域で利用できる海外SIMです。
海外でWi-Fiを使う場合、レンタルWi-Fiや現地のプリペイドSIMを買ったりするのが一般的ですが、いくつかデメリットもあります。
変なSIMなら、そのデメリットを上手く解決しつつお得に使うことができます。
ここでは、変なSIMの料金やメリット・デメリット等をまとめています。
もくじ
料金
まず、気になる料金です。
SIMカード本体価格 | 1,980円(税別) |
---|---|
アプリ内通信課金 | 500円(不課税) |
SIMカードが1,980円で、利用は1日(24時間)500円です。
シンプルでわかりやすいですね。
利用の1日は日数計算ではなく24時間で計算されます。
例えば、16時から使い始めた場合、翌日の16時まで使えます。
高速通信のデータ容量は、1ヶ国あたり1日24時間200MBまでです。
購入やアプリ内課金はクレジットカードでの支払いになります。
SIMタイプ
変なSIMでは、SIMカードの上から貼りつけて使う『変なSIM』と、通常のSIMカードの『変なSIMプラスチック』があります。
SIMカードのサイズは、標準SIM・microSIM・nanoSIM全種に対応。
貼りつけるタイプの『変なSIM』なら、貼ったままでも元のSIMカードを利用できます。
元のSIMと変なSIMは専用アプリで切り替え可能です。
もし『変なSIM』を貼って端末に装着ができなかった場合は、到着後1週間以内なら『変なSIMプラスチック』に無償で交換してくれます。
メリット
繰り返し利用可能
SIMカード本体は、一度購入すれば何度でも使うことができます。
次使う場合は、24時間500円のみで済むためお得です。
レンタルWi-Fiと比べると、返却手続きが不要なのもメリットですね。
使うときだけ
変なSIMの場合、使うときだけ利用することができます。
例えば、旅行日数は6日間でも滞在日数は4日間という場合。
レンタルWi-Fiだと6日分の料金が発生しますが、変なSIMは実際に使う4日間のみでOK。
そのため無駄がありません。
APN設定はアプリが自動でやってくれる
しかも、海外での通信設定(APN設定)もアプリが自動でやってくれます。
現地のプリペイドSIMだと、慣れていない場合、設定が難しいこともあるかもしれません。
こういった設定に不慣れな方でも、変なSIMなら簡単に利用できます。
デメリット
200MBまで
高速通信が1日200MBしか使えないのは、人によってはちょっと少ないかもしれません。
200MBは、重い画像や動画のやり取りをしたらすぐに達してしまうこともあります。
観光・外出中のみ変なSIMを使い、データ容量の大きい作業はホテルのWi-Fiを使うか日本でやる、といった工夫が必要かも。
200MB以降は低速無制限で利用でき、翌日分も購入している場合、24時間経つと高速通信に戻ります。
ちなみに、通信量が200MBを超えてもまだ使いたい場合は、再度通信プランを買うと200MB分の高速通信ができます。
この場合、すでに購入した通信プランは再購入したプランに上書きされます。
データ通信のみ
変なSIMはデータ通信専用で通話ができません。
一般的なレンタルWi-Fiでもこれは同様です。
ただ、IP電話ならネット回線でも可能です。
お互いがネット回線のIP電話同士なら料金も無料。
IP電話のアプリとしては、LINEやskypeがあります。
通話時間が長くなるとデータ容量も大きくなるため、計画的に通話しましょう。
SIMフリー端末またはSIMロック解除した端末のみ
変なSIMは、SIMフリー端末またはSIMロック解除した端末でしか使えません。
そのため、SIMフリー端末を用意するか、持っている端末のSIMロックを解除する必要があります。
公式サイトでは、今の端末がSIMロック解除可能かどうかのシミュレーターが用意されています。
わからない場合は確認してみましょう。
まとめ
HISモバイルの「変なSIM」は、海外で1日500円で利用可能です。
カード本体を一度買えば繰り返し使えます。
通信容量は使う日数だけ購入すればいいので、無駄がなく節約になりますね。
設定をアプリで自動的にやってくれるのも良心的です。
長期間の旅行になると他に安いところもあるかもしれませんが、数日~1週間程度の旅行であれば、変なSIMは無駄がないのでお得になる可能性が高いです。
HISは一般家庭向けの電気も提供しています。
乗り換えると電気代を節約できる可能性が高い、お得な料金設定です。
また、海外旅行に行く際は、保険があると安心です。年会費無料でも手厚い海外旅行保険が付帯したクレジットカードがあります。