『あしたでんき』という電力小売サービスがあります。
あしたでんきは、TRENDE株式会社という企業が運営しています。
小売電気事業を行っている会社で、東京電力の子会社です。
にもかかわらず、東京電力エリアの方でも申し込めます。
乗り換えることで電気代を節約できる可能性があります。
電気料金をちょっとでも安くしたい方は、チェックしておきましょう。
ここでは、あしたでんきの供給エリアや料金プラン、違約金の有無、メリット・デメリットなどをまとめています。
もくじ
供給エリア
あしたでんきは、以下のエリアの方が申し込めます。
- 東京電力エリア
- 東北電力エリア
- 中部電力エリア
- 関西電力エリア
- 中国電力エリア
- 九州電力エリア
料金プラン
あしたでんきには、2つの料金プランがあります。
- 標準プラン
- たっぷりプラン
ここでは、一般家庭向けの『標準プラン』を紹介します。
エリア | 電気料金(従量単価) |
---|---|
東京電力エリア | 26円 |
東北電力エリア | 26円 |
中部電力エリア | 26円 |
関西電力エリア | 22円 |
中国電力エリア | 24円 |
九州電力エリア | 23円 |
※燃料費調整単価、再生可能エネルギー発電促進賦課金単価は省略しています
※2019年10月の増税に伴い各エリアで0.5円値上がりしました
120kWhまではいくら、300kWhまではいくら、といった段階制ではなく、一律の従量料金です。
また、標準プランなら基本料金は0円。
まったくかかりません。
契約期間
あしたでんきの契約期間は、契約開始日から1年契約。
自動更新です。
解約手数料・違約金
ただし、契約期間内に解約しても、解約金等の費用は発生しません。
解約手数料がないのは重要なポイントです。
支払方法
あしたでんきの支払いはクレジットカード決済のみです。
銀行振込や口座振替、コンビニ決済、デビットカード、プリペイドカードなどは使えません。
使えるカードのブランドは、VISA、Mastercard、JCB、American Express。
メリット
あしたでんきは、基本料金0円・従量料金一律なのがメリットですね。
基本料金がかからないため、電気使用量に単価をかければ料金がパッとわかります(※燃料費調整単価、再生可能エネルギー発電促進賦課金単価を除く)。
段階制だと計算が面倒なのでなんとなくになりますが、簡単なら「使用量を減らそう」ということで節約マインドも高まると思います。
あと、解約手数料がないのもメリットですね。
やはり、初めて乗り換えるところは不安もあります。
しかし解約手数料がかからないなら、ある程度は安心して乗り換えられます。
また、解約手数料0円というのは、その企業の電力サービスに対しての自信の裏付けとも言えます。
デメリット
対象外地域
『北海道電力エリア』『四国電力エリア』『北陸電力エリア』『沖縄電力エリア』には供給していないため対象外です。
申し込めないところもあるのは、その地域に住んでいる方にとってはデメリットですね。
ポイント・特典がない
新規参入の電力サービスでは、ポイントをもらえたり、割引等の特典があったりします。
しかし、あしたでんきにはそれがありません。
その代わりに、料金自体を安くしている感じです。
Looopでんき・親指でんきとの比較
あしたでんきの料金設定を見ると、Looopでんきを強く意識していることが想像できます。
Looopでんきも基本料金0円、従量単価一律だからです。
(親指でんきもLooopでんきと同じ料金設定)
肝心の料金ですが、あしたでんきがLooopでんきよりも0.4~0.5円だけ安い設定です。これにより、かなりの低料金が実現しています。
例えば、Looopでんきの東京電力エリアは26.4円(税込) / kWh ですので、あしたでんきが0.4円安いです。
そのため、料金だけで言えばあしたでんきのほうが『月の電気使用量×0.4~0.5円分』節約できます。
ただ、現時点ではそうですが、これを受けてLooopでんきが料金設定を安くしてくる可能性もあります。
ちなみに、Looopでんきは沖縄電力エリア以外なら申し込めます。
供給エリアについてはLooopでんきに軍配が上がります(親指でんきも同様)。
関連 Looopでんきのメリット・デメリット、違約金などまとめて解説!
関連 親指でんきの料金・解約手数料・節約度比較シミュレーションなどまとめ!
まとめ
あしたでんきの標準プランは、基本料金0円。
従量単価も一律でわかりやすい料金設定になっています。
解約手数料が0円なのも嬉しいポイントです。
電気代を節約できる可能性はかなり高いので、乗り換えの候補になります。
あしたでんき(公式サイト)