京都では嵐山のトロッコ列車(嵯峨野観光鉄道)も人気です。
トロッコ列車は、トロッコ嵯峨駅と亀岡駅を結ぶ観光列車。
保津峡の自然を体感できるので、子供はもちろん、大人にも大好評です。
旅行シーズンになると、激しいチケット争奪戦が繰り広げられています。
そんなトロッコ列車を予約して、実際に乗ってきたので、予約の手順やチケットの受取方法を紹介します。
また、満足度の上がる席を選ぶポイントもまとめています。
予約方法
京都のトロッコ列車は、以下の方法で予約することができます。
- JR西日本のみどりの窓口
- 電話
- 大手旅行会社
1ヶ月前の10時から予約できます。
わかりやすいのはみどりの窓口ですが、JR西日本に限られます。
そのためJR西日本圏外にお住いの方は、2か3の方法になります。
次に良さそうなのは旅行会社ですが、旅行会社の場合、保津川下りや宿泊とのセットプランなどがあり、単体での予約は数が少なく難しいところもあるようです。
というわけで今回は、電話で予約してみました。
電話予約の一部始終
電話予約の場合、JR西日本の電話予約サービスを利用します。
クレジットカードが必要で、その場での決済になります。
流れはこんな感じでした。
JR西日本の電話予約サービスに電話
↓
自動音声『只今混み合っております。順番にお繋ぎしますのでしばらくお待ち下さい。』で3分ほど待つ
↓
希望の日にち・時間・号車を伝える。空きがあればチケット購入(決済)へ
↓
クレジットカードの番号と決済ブランド、有効期限を聞かれる
↓
その場で決済
↓
5桁の予約番号を伝えられる
桜の季節の3週間前(3月10日頃、11時)に電話したので、なかなか繋がりませんでした。
しかし、繋がってからは待ち時間もなくスムーズでした。
電話予約・購入にはクレジットカードが必要なのですが、暗証番号は聞かれませんでした。
5桁の予約番号はチケット受取の際に必要なので、メモしておきましょう。
当日予約:ザ・リッチ号
空きがあれば当日予約もできます。
当日の予約・購入は、トロッコ列車の駅で可能です。
JRの駅ではありません。
わざわざ駅に行く必要があるので、当日予約なんて誰もしないと思いきや、そうでもないんです。
一番楽しめるザ・リッチ号は当日予約・購入のみだからです。
ザ・リッチ号とはトロッコ列車の5号車で、天井が透明になっている車両のことです。
他の車両に比べて開放感があり、保津峡の景色を存分に楽しむことができます。
このザ・リッチ号の券を求めて、トロッコ駅には長蛇の列ができます。
特に、桜(4月)と紅葉(11月下旬~12月上旬)の季節には、早朝から並ぶ人も多いようです。
予約して変更しよう
トロッコ列車は予約購入した場合でも、当日空きがあればザ・リッチ号に変更可能です。
手数料もかかりません。
なので【とりあえず予約しておき、空きがあればザ・リッチ号に変更する】という方法が確実です。
当日並ぶつもりでも都合が悪くなる可能性もありますし、雨だとザ・リッチ号は運行しません。
それを考慮すれば、予約して変更するのがベターだと思います。
チケット受取(乗車券と指定券)
電話予約した場合、チケットはJR西日本のみどりの窓口で受け取ります。
予約と同じく、JR西日本圏外のみどりの窓口では受け取れません。
また、トロッコ列車の駅での受け取りもできないので注意して下さい。
クレジットカードだけでよかった
予約したときは「京都駅のみどりの窓口で受け取る予定です。」と伝えたんですが、いろいろあって山科駅で受け取りました。
山科駅もJR西日本圏内なので、問題なく受け取れました。
意外だったのは、そのときに予約番号や電話番号を聞かれなかったことです。
サイト(トロッコ列車乗車券・購入方法について | 嵯峨野観光鉄道)にも、電話予約したときも、受け取るときは予約番号と電話番号の下4桁が必要と言われたんですが、山科駅のみどりの窓口では、クレジットカードを見せるだけで発券してくれました。
けっこう人が並んでたので、時間短縮のための処置だったのかもしれません。
特例っぽいので、予約番号は必ずメモして行きましょう。
チケットは新幹線と同じ感じで、指定券と乗車券の2枚でした。
おすすめの席はAかD
予約する際、空きがあるようなら希望の席も伝えてみましょう。
というのも、トロッコ列車は座席が窓側かどうかで満足度が大きく変わるからです。
通路側の席は景色が見にくいのであまり楽しめません。
なので、なるべく窓側を確保しましょう。
トロッコ列車の座席には、以下の様に番号・アルファベットが割り振られています。
窓側は、AとDですね。
また、進行方向と同じ向きの席がいいので、それも計算しておきましょう。
嵯峨発、亀岡行の列車 → Dが進行方向の向き
亀岡発、嵯峨行の列車 → Aが進行方向の向き
さらに【川側かどうか】という問題もありますが、実は保津川側は両方にあります。
嵯峨発亀岡行の列車の場合
嵐山から保津峡まで → 左側が川側
保津峡から亀岡まで → 右側が川側
亀岡発の場合は逆になります。
嵯峨・嵐山間には川はありません。
川側の時間は、保津峡から亀岡のほうが少し長かった気がします。
保津峡亀岡間で川側・窓側になるように席を取れれば最高ですね。
どちらにしても、窓側さえ確保できれば川は見れます。
まとめ
電話予約してみましたが、思ったより簡単でした。
チケットの受取も、京都周辺でみどりの窓口がある駅ならどこでもいいので意外と便利です。
電話一本で予約できるので、一番手っ取り早いかもしれませんね。
ちなみに、京都には新幹線で行きましたが、新幹線とホテルのパックプランを利用しました。おかげでかなり節約できましたよ。