Kyash Visaリアルカードを発行してみました(Kyash Card Lite)。
Kyashリアルカードはプリペイドカードですが、還元率が最大1%!
しかも自動チャージというシステムで他のクレジットカードと紐付けて使うこともできます。
ここでは、Kyashリアルカードの年会費やメリット・デメリット、お得に発行する方法を紹介します。
もくじ
Kyash Cardは3種類
まず、Kyashは以下の3つがあります。
- Kyash Card
- Kyash Card Lite
- Kyash Card Virtual
それぞれで発行手数料や上限利用額などが異なります。
上の2つがリアルカード、Virtualがバーチャルカードと呼ばれています。
リアルカードは実際にカードが届き、実店舗・オンラインショッピング(VISA加盟店)で使うことができます。
バーチャルカードはカード自体はなく番号のみで、オンラインのVISA加盟店のみで使えます。
年会費
無料です。
プリペイドカードなので審査もなし。
ただし、Kyash Cardのみ本人確認書類が必要です。
発行手数料
Virtual以外は発行手数料がかかります。
Kyash Card Lite:300円
Kyash Card Virtual:無料
国際ブランド
VISA。
VISA加盟店で利用することができます。
カード利用可のお店ならVISAはほとんど使えるので、使い勝手いいですね。
ただし、VISA加盟店でも使えないところがあります(後述)。
ポイント還元率
決済額の1%、0.5%のKyashポイントが付与されます。
Kyash Card Lite:0.5%
Kyash Card Virtual:0.5%
売上確定タイミングでポイントが確定し還元。
ただし、対象となるのは月12万円までです。
ポイントの有効期間は、最終のKyash Visaカードによる支払い日より180日。
【重要】Kyashバリューの還元率が大改悪
2021/2/10から、クレジットカード等でチャージしたKyashバリューでの決済還元率が0.2%にダウンしました。
500円で1ポイントなので使いにくいですね。
例えば999円でも1ポイント。499円なら0ポイントです。
付与上限ポイントも月100ポイントに減額。
Kyashマネーのほうは変更なし。
Kyashマネー→コンビニでの現金チャージや銀行口座からのチャージ
Kyash利用者なら残高はKyashバリューの方が大半でしょう。
正直、こうなってしまうとお得度がガクンと落ちたと言わざるを得ません。1%のクレジットカードと組み合わせれば1.2%ですが、それなら最初からリクルートカードを使えば済みます。
それでも、そのリクルートカードと紐付ければ1.4%ですので、とりあえずは使ってもいいかもしれませんね。
入金機能のサービス仕様および決済時ポイント還元率の一部変更について
ポイントの使い道
1ポイント=1円でKyash残高にチャージできます。
残高にチャージすればリアルカードでの決済に使えます。
また、Kyashアカウント間での送金にも利用できます。
ポイント対象外の決済
ポイントをもらえない決済もあります。
対象外の取引
- 売上未確定のままのお取引
- Kyash Visaカードを登録したQUICPayによるお支払い
- 交通機関へのお支払い(定期券、乗車券、切符、回数券、特急券などの料金)
鉄道、バス、モノレール、ケーブルカーなど- モバイルSuicaアプリでの購入、チャージ
- Google Pay経由によるモバイルSuicaアプリでの購入、チャージ
- 税金のお支払い
ふるさと納税、税金各種- 公共料金のお支払い
Kyash Visaカードがご利用いただけない場合もございます。- 寄付金のお支払い
- 金券、商品券や有価証券等の現金同等物の購入
また金券、商品券や有価証券等の現金同等物を販売しているサイトでの購入- 郵便局の販売サイトでのお支払い
- 造幣局の販売サイトでのお支払い
- 代金未回収が発生しているお取引
- 本人または第三者による不正利用と弊社が判断したお取引
※対象外の取引でも「獲得予定」となり通知および表示されますが、獲得にはなりません
その他の違いについては↓
チャージ
Kyashリアルカードはプリペイドカードなので、チャージする必要があります。
チャージは、クレジットカードやコンビニ、銀行ATMでできます。
クレジットカードがおすすめです。
クレジットカードは、VISAとMastercardのカードでチャージ可能です。
自動チャージ(オートチャージ)できる!
Kyashリアルカードでは自動チャージ(リンク)が可能です。
これは、事前にクレジットカードを登録しておくと、足りない分をチャージして決済してくれるシステムです。
9,000円がチャージされ、決済完了。
残高は0円になります。
次の支払いでは残高が0円ですが、同じように決済可能です。0円の場合、不足分=支払額なので、支払額分がチャージされ決済されます。
非常に便利です。
プリペイドカードですが、チャージの手間が全くないため、クレジットカードのように利用できます。
もちろん、都度チャージ(手動チャージ)もできます。
登録カードからの都度入金(手動入金)は、2021年2月4日をもって廃止となりました。
メリット・特典
クレジットカードのポイントも!
クレジットカードを登録してチャージ(自動チャージ)すると、その分のポイントももらえます。
つまり、Kyashリアルカードのポイントとクレジットカードのポイントの2重取りができます。
ただし、Kyashへのチャージが対象外のクレジットカードもあります。
ポイント対象外のクレジットカード
P-one Wizカード
明細を確認したところ、2018年10月分のP-one WizカードでのKyashチャージ分は対象外になっていました。1%オフ、ポケット・ポイントともにもらえませんでした。もともとP-one Wizカードでは、電子マネーチャージは対象外としているため、対象外になるのは時間の問題だと思っていましたが、このタイミングでの改悪となりました。
現在、代わりのカードとして年会費無料のリクルートカードを登録して利用中です。
ポイントの有無に関しては、明細が出て確認でき次第、ここでお伝えします。
追記:対象でした!
2019年1月請求分のポイントが付与されましたが、Kyash利用分もしっかり対象になってました。
リクルートカードは1.2%還元なので十分過ぎる上乗せ二重取りです。しかもリクルートカードは月利用金額の合計額に対して1.2%なので、少額決済でも取りこぼしがないんですよね。
還元率最大6%!←終了
※こちらの特典は終了しました
2019年10月1日からスタートしたキャッシュレス・消費者還元事業。
Kyashもこの対象なので、対象店舗なら5%か2%のポイントをもらえます。
これは通常の1%に上乗せされるので、計6% or 3%還元になります。
デメリット・注意点
限度額
Kyashリアルカード(Kyash Card Lite、Virtual)は、限度額が低めです。
■Kyash Card Liteの場合
・1回あたりの利用限度額は5万円以下
・24時間あたりの利用限度額は5万円以下
・1ヶ月間での決済利用上限は12万円まで
・Kyashリアルカードの期限内の利用上限は100万円(カード更新で継続して利用可)
使い過ぎてしまうと、すぐに利用限度額に達してしまいそうです。
5万円より高額な決済に使えないのはちょっと痛いかも。
計画的に利用していく必要がありますね。
とは言え、初期の頃は1回3万円だったので、2万円アップして改善されました。
また逆に考えれば、【低い限度額のおかげで無駄遣いできないので節約できる】とも言えます。
節約したい方にはメリットかもしれません。
Kyash Cardは上限が高いですが、結局ポイント付与対象は月12万円までなので、それ以上使う意味はないですね。
更新料・更新の手数料
Kyashは更新の際も手数料が必要です。
正確には再発行手数料ですね。
Kyash Cardの有効期限(5年)が切れたら、発行手数料900円で再発行する必要があります。
Kyash Card Liteも同様、300円必要です。
Kyash Card Liteの場合、累計利用額の上限が100万円なので、超える場合は再発行が必要です。
Kyash Cardには累計利用額の上限はありません。
Kyash Cardのみ3Dセキュア対応
Kyash Cardは対応していますが、他のカードは3Dセキュアには対応していません。
Kyash Card Lite:暗証番号が必要な支払いには使えない
Kyash Card Liteは暗証番号の設定ができません。
そのため、システム上暗証番号を必要とする支払いの場合、上限未満でも使えません。
以前、ホテルでの支払いにKyashリアルカードを利用しようとしたのですが、暗証番号が必要なタイプだったので使えませんでした。
ホテル代など、高額になりやすい支払いほど暗証番号が必要だったりするので、「肝心なときに使えない…」というケースはよくありそうです。
と思ってたんですが、ホテルの支払いはプリペイドカード自体使えないところがほとんどだそうです。ルームサービスなどで請求額が変更することがあるので、即時引落のプリペイドカードは対象外になっているようです。
Kyash Cardは暗証番号があります。
Kyash Cardがホテルで利用できるようになりました(一部対象外あり)。Kyash Card LiteおよびKyash Card Virtualは対象外。
利用できない支払い
ガソリンスタンド、機内販売、高速道路など、一部のVisa加盟店で利用できない場合もあります。
また、公共料金や保険料の支払いには使えません。
これは一般的なプリペイドカードでも同じです。
Kyash Card以外は海外の実店舗で使えない
あと、Kyash Card以外は海外店舗では利用できません。
ただし、オンラインの海外通販サイトならKyash Card LiteやVirtualも使えます。セキュリティの観点からプリペイドカードを海外のネット通販で使う方も多いですが、その点でもKyashは便利です。
チャージが必要
プリペイドカードなので、チャージが必要なこともデメリットです。
急に高額決済をするような状況になったら、残額が足りずに使えない可能性もあります。
それを考えれば、予備としてクレジットカードは必要ですね。
ただ、クレジットカードを登録すればオートチャージできるので、手間は全くありません。
まとめ
Kyashリアルカードは年会費無料で最大1%のポイント還元。
プリペイドカードなので申し込みの際に入力する項目も少なく、2分ほどで完了しました。
クレジットカードを登録すると自動チャージでポイント2重取りできるのが大きなメリットです。是非とも活用していきましょう。