大手旅行代理店のHIS(エイチ・アイ・エス)では、一般家庭向けの電力提供も行っています。
かつては『E change(イーチェンジ)』というプラン名でしたが、現在は使われていないようです。
「旅行会社が電力販売!?」とビックリしましたが、それ以上にそのお得さにも驚きました。
乗り換えれば、電気料金の節約に貢献してくれる可能性が高いです。
ここでは、HISでんきの特徴や節約度、違約金、メリット・デメリットについて紹介します。
もくじ
対象エリア
HIS電気の対象エリアは沖縄・離島を除く全国。
以下の地域です。()はプラン名。
- 東京電力エリア(たのしいでんき 東京大江戸プラン)
- 北海道電力エリア(たのしいでんき 北海道かにプラン)
- 東北電力エリア(たのしいでんき 東北なまはげプラン)
- 中部電力エリア(たのしいでんき 中部しゃちほこプラン)
- 北陸電力エリア
- 関西電力エリア(たのしいでんき 関西たこやきプラン)
- 四国電力エリア
- 中国電力エリア(たのしいでんき 中国もみじプラン)
- 九州電力エリア(たのしいでんき 九州めんたいこプラン)
- 沖縄電力エリア
※但し離島は除く
対象エリアが多いですね。
電力販売に新規参入したところだと、エリアが東京・中部・関西電力のみのところも多いですが、東北・中国・九州・北海道・沖縄地方の方も乗り換えられます。
東京・中部・九州・北海道・東北電力では従量電灯B(契約アンペアが30アンペア以上)かC、関西・中国電力では従量電灯AかBの方が対象です。20A以下の受付は2016年3月末で終了。
プラン名もHISらしくて親しみやすい感じ。
追記:公式サイトを見ると、現在はこのプラン名は使われていないようです。電力提供元のHTBエナジーでのプラン名です。
対象外エリア
沖縄電力エリアは対象外となっています。
沖縄電力エリアも対象になりました!
電気料金・プラン
最大8%オフ:ウルトラシリーズ
最大8%オフのウルトラシリーズというプランがお得です。
各エリア・契約条件によって異なりますが、例えば、東京電力エリアで40Aだと8%オフが適用されます(30Aだと5%オフ)。
これが相当お得なので、条件に合う地域・契約アンペアの場合は乗り換えの最有力候補です。
誰でも5%OFF←終了
ウルトラシリーズがスタートして、誰でも5%オフは終了しました。
これにより使用量の少ない方のお得度が薄れましたが(20Aだと2%割引)、40A以上の場合はお得になりました。
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HISの電気は、既存電力会社の電気料金から5%安い料金設定です(関西、四国電力エリアは一律5%引きにならない場合もあります)。
既存電力会社の電気料金とは、平成27年12月時点での各地域の電力会社電気料金の基本料金と従量料金を指します(再生可能エネルギー発電促進賦課金、燃料費調整額は割引対象外)。
ここから5%も安いので単純に、乗り換えれば電気代を5%節約できます。
年間の電気代が10万円なら、5,000円も安くなります。
東京電力エリアの一般家庭の場合、以下のような料金です。
【東京電力との比較】
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ママトクコース・朝ママトクコース
また、ママトクコースというプランもあります。
これは家事をよくする時間帯の電気料金が無料になるプランです。
ママトクコース → 19時~21時の従量料金が無料
朝ママトクコース → 6時~8時の従量料金が無料
ただし、
『基本料金が通常プランの2倍程度になる』
『無料になるのは月間電力量の16.6%まで』
といった注意点があります。
期間限定10%オフ ← 終了
※以下のキャンペーンは終了しました
東京電力エリアで10%オフになるプランが期間限定で登場しています!
とにかくめちゃくちゃ安いので、東京電力エリアで40A~60Aでの契約をお考えの方は最有力候補になります。
7月31日までの期間限定でした。
■他エリア・最新の電気料金はこちら
→ HISでんき
セット割引:旅行もお得
「HISの電気だから旅行代が安くなる?」
そう思う方も多いかもしれませんが、やはり安くなります!
HIS電気に乗り換えるメリットは割引だけも強力ですが、旅行代金も安くなるのは嬉しいですね。
特典予約専用ダイヤルで予約した方のみ対象。HIS一般支店やオンラインで予約した場合、予約の変更等もできません。
また、HIS旅トクコース【東京電力管内限定】という基本料金最大4ヶ月OFFになるプランもありました。
最近は期間限定プランのクーポン配布になりました。
旅行好き必見! HISでんきは「普段使いdeトク旅」を叶えるハッピープラン
HISのお店で相談・質問できる
HIS電気のメリットとしては他に、疑問点をお店で聞けることがあります。
他の電気販売会社だと、実店舗がなかったり、行っても電気については質問できない場合もあります。
しかしHIS電気は、HISに行きさえすれば質問・相談できます。
「電力会社乗り換えが初めてで少し不安」という方にもおすすめです。
注意点・デメリット
違約金あり
HIS電気の契約期間は1年で、自動更新です。
最低利用期間が1年間で、1年未満で解約すると2,200円(税込)の違約金が発生します。
5%割引でかなりお得ですが、1年以上の利用を想定しておきましょう。
ただ、送配電は変わらず、品質や停電リスクも今まで通りなので、解約に迫られることはほとんどないと思われます。
ちなみに、エリア外に引越しする際の解約の場合は、1年未満でも違約金はかかりません。
エリア内の引越しも違約金不要で、契約し直す必要もありません。
ただし、キャンペーンで申込んだ場合、別途違約金が発生する可能性があります。期間限定のお得なプランで申し込めることがあるのですが、その場合上記とは別の違約金が設定されることがあるので注意してください。
支払方法・領収書
支払方法は、『クレジットカード』『コンビニ支払い』『口座振替』です。
クレジットカード、口座振替なら手数料無料です。
コンビニ払いにすると1通220円の請求書発行手数料がかかります。
またクレジットカードでも、利用明細書の発行をすると220円の手数料がかかります。
プラン変更は不可
HIS電気に申し込む場合、今現在のプランでそのまま乗り換えることになります。
例えば、
「今50Aだけど、ちょっと多いから40Aで乗り換えよう」ということはできません。
そのまま50Aでの乗り換えです。
なのでプラン変更したい場合は、今の電力会社で変更してから乗り換える必要があります。
電力提供・契約はHTBエナジー
HIS電気ですが、HISは代理店として電力を販売し、電力提供や契約はHTBエナジーという会社とすることになります。
HTBエナジーは、ハウステンボスの子会社でHISのグループ会社でもあります。
再生可能エネルギーやLNG火力発電といった地球にやさしいクリーンエネルギーを中心とした電源開発、新電力業務を行っています。
長崎の佐世保にある会社ですが、質問・相談はHISの店頭で出来ます。
申し込みもHTBエナジーを通して行います。
他の電力会社との比較
使用量が多い方は、ENEOSでんきのほうがお得かもしれません。
120kWhを超えてからの従量料金は、ENEOSでんきのほうが1円~3円安いです。
ただ、ENEOSでんきは基本料金が高いので、そこも計算に入れる必要があります。
申込はネットのみで完結、解約手続も不要
HIS電気の申込はお店でも可能ですが、ネットでもできます。
お店に行かなくても、ネットだけで乗り換えることができるので便利です。
今の電力会社の解約手続きもやってくれるので、HIS電気に申し込むだけで乗り換え作業は完了です。
乗り換え・切り替え費用もかかりません。
キャンペーン
期間限定のキャンペーンをやっていることもあります。
期間内に申し込むと旅行代金が割引になったりするので、旅行する方はさらにお得です。
まとめ
HIS電気なら電気代が最大8%安くなります。
8%引は強力なので、節約に大いに貢献してくれますね。
8%割引なら年間で数千円は安くなります。
1年未満で解約すると2,200円かかるため、そこだけ注意しましょう。
切り替え手続きもネットで簡単にでき、店頭相談もできるので安心です。
HISでんき(公式サイト)