イオンのクレジットカード『イオンカード』にはゴールドカードがあります。
ゴールドカードと言うだけあって、お得な特典・メリットを受けられます。
ただこのイオンゴールドカード、ちょっと変わり種なんです。
というのは、自分から申し込むことができません。
作るにはイオンからインビテーション(招待状)を受け取る必要があります。
ここでは、イオンゴールドカードにする条件やメリット・デメリットを紹介します。
(条件について:イオンでは公式発表していないため、ネットにある噂や体験談を参考にしています)
もくじ
条件
まず、イオンゴールドカードの招待状を受け取るためには、イオンカードを作って使う必要があります。
イオンカードをよく使っていれば、イオンゴールドカードに進化するイメージです。
対象となるイオンカードは以下のもの。
- イオンカード
- イオンカード(WAON一体型)
- イオンカードセレクト
イオンカードにはイオンJMBカードやスポーツオーソリティカードなど、他社との提携カードもありますが、案内(インビテーション)が送られるのは提携カードではない3種類のカードのみです。
イオンの公式サイトでは「イオンゴールドカードは、一定の基準を満たしたお客さまに発行しております」とあるだけで、条件は明示されていません。
なので正確な条件はイオン関係者以外誰にもわからないんですが、これは合ってそうですね。
『提携カードではない純粋なイオンカードを使っていればゴールドになる』というのは自然な流れです。
イオンカード・イオンカード(WAON一体型)の条件
イオンカードやイオンカード(WAON一体型)で以下の条件を満たすと招待状が来るようです。
- 年間のカード利用額が50万円以上(2022年頃に変更された模様。以下条件も緩和の可能性あり)
- 年間のイオングループでの利用が60万円以上
- 年間の利用件数120件以上 + 80万円以上のカード決済
- 発行してから計500万円以上のカード決済
イオンカードセレクトの条件
イオンカードセレクトだと上の条件に追加して、さらに以下のイオン銀行の条件もプラスされるようです。
- 定期預金残高500万円以上
- 住宅ローンの利用
- 投資信託残高がある
- 個人年金保険の利用など
イオンカードセレクトはイオン銀行のキャッシュカードも兼ねているため、イオン銀行利用での招待もあるみたいですね。
イオンではイオンカードセレクトが最もお得です。
イオン銀行を利用してもいいなら、イオンカードセレクトでゴールドカードを目指すのが効率的です。
達成しやすい条件は?
人それぞれだと思いますが、個人的には『年間利用50万円』が達成しやすいと思います。
イオンでのお買い物だけでなく、公共料金の支払い等もカウントされるようなので、イオンカードに集約して払え50万円達成は意外と簡単かもしれません。
「特に意識せずに使っていたらゴールドカードの案内が届いた」という方もいるようですから、日々の支払いをイオンカードにするだけでゴールドカードにできる可能性は高いです。
一度作ればずっとゴールドカード
また、一度イオンゴールドカード会員になれば、将来的にこれらの条件から外れてもゴールドカードを持ち続けられるようです。
例えば、年間50万円利用でゴールドカードになった人が翌年10万円でも、ゴールドカードから普通のイオンカードに格下げになることはないみたい。
一年間だけ頑張ればいいのは良心的ですね。
年会費
なんとこのイオンゴールドカード、年会費が永年無料なんです。
ゴールドカードなのに年会費無料はなかなかないですよね。
だからこそ、作るために条件が設定されているのでしょう。
ポイント還元率
200円につき1ポイントの0.5%。
普通のイオンカードと同じです。
しかし特典に関しては、通常のイオンカードに以下のものが追加されます。
(通常のイオンカードの特典はこちらの記事を参考にして下さい。)
参考 イオンカードのWAON一体型なら発行手数料も無料!メリット・デメリット徹底解説
メリット・特典
イオンラウンジを使える
※現在はコロナの影響で営業停止中
イオンゴールドカードがあれば、イオンにある休憩所『イオンラウンジ』を利用できます。
普通のイオンカードではここには入れないので、ゴールドカード会員らしい特典ですね。
他にもイオンの株主優待『オーナーズカード』等でもラウンジを利用できます。
空港ラウンジも
イオンゴールドカードなら羽田空港などのエアポートラウンジも使えます。
飛行機移動は待ち時間も長くなりがちなので、嬉しい特典ですね。
以下のラウンジが利用できます。
- 羽田空港(国内線)
- 成田空港
- 新千歳空港
- 伊丹空港(大阪国際空港)
- 福岡空港
- 那覇空港
旅行保険が無料付帯
イオンゴールドカードは、最高5,000万円までの旅行保険が無料付帯します。
海外・国内ともに利用付帯(宿泊代等をイオンゴールドカードで払う)です。
【海外旅行傷害保険】
傷害による死亡・後遺障害 | 5,000万円 |
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傷害による治療費用 | 300万円 |
疾病による治療費用 | 300万円 |
賠償責任 | 3,000万円 |
携行品損害 | 30万円(1事故につき免責金額3,000円) |
救援者費用 | 200万円 |
よく利用される疾病治療費用も300万円あるので安心ですね。
エポスカードやJCB EITを持っていればこれに加算できるので盤石です。
【国内旅行傷害保険】
傷害による死亡・後遺障害 | 3,000万円 |
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傷害による入院(最高180日分) | 日額5,000円 |
傷害による通院(最高90日分) | 日額3,000円 |
よく旅行をする方にもイオンゴールドカードはいいですね。
ちなみに普通のイオンカードでは、イオンSuicaカードに旅行保険が付帯しています。
ちなみに、2019年4月1日にラウンジ・海外旅行保険の特典内容が変更されました。
【変更日】2019年4月1日から
【変更内容】
【1】国内空港ラウンジサービスの拡大
1空港6ラウンジ ⇒ 6空港12ラウンジ に拡大
【2】海外旅行傷害保険の変更(支払限度額・適用条件)
・最高支払限度額:最高3,000万円 ⇒ 最高5,000万円に引き上げ(傷害治療費等も変更あり)
・保険適用条件:「カードに自動付帯」⇒「海外旅行代金等のクレジット払いのご利用」に変更
ラウンジは改善。
海外旅行保険は、利用付帯になるのは改悪ですが、限度額が引き上げになったのは改善ですね。
ショッピングセーフティ保険
イオンゴールドカードならショッピング保険もあります。
カードで買った商品(1品5,000円~300万円)が偶然の事故で壊れた場合、買った日から180日以内、年間300万円まで補償されます。
一部対象外商品あり(宝石類や自動車、バイクなど)。
また、紛失事故やレシートがない場合など、補償されないこともあります。
デメリット
ラウンジと保険以外には、普通のイオンカードと特典が変わらないことはデメリットですね。
ポイント還元率も0.5%で同じですし、20日・30日の5%割引デーも割引率が上がったりしません。
ゴールドカードにしては特典内容が薄めの印象です。
ただ、何といっても年会費無料なので、これはある程度仕方ないですね。
また逆に考えると、「普通のイオンカードでもゴールドカード並みに還元している」とも言えるかもしれません。
まとめ
イオンゴールドカードは、手に入れるのがちょっと大変ですが、一度ゲットすればずっと年会費無料で持てます。
イオンによく行くならラウンジは便利ですし、保険があるのもポイント高いです。
また、羽田空港のラウンジも年会費無料で利用できるので、それ狙いで作ってみるのもいいかもしれませんね。
ちなみに、エポスカードも招待なら年会費無料でゴールドカードを持つことができます。