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【電力自由化】最低利用期間(しばり)や違約金を経産省ガイドラインから読み解く

違約金と最低利用期間(縛り)-電力自由化
電力自由化によって、電気代が相当安くなる家庭もあるようですね。
一見すると電力自由化はお得な制度に見えますが、落とし穴もあります。
最低利用期間・違約金です。
販売会社によっては契約期間の縛りや違約金(解除料)があり、それによって損することも考えられます。
なのでプランを見るときは、最低利用期間や違約金のチェックも大切です。

ここでは、最低利用期間や違約金の現状と、ガイドラインの指針から程度の予想をしてみます。

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最低利用期間(しばり)があるとお得!?

現時点でも、最低利用期間を設けている企業はあります。

お得度が高いプランほど、最低利用期間が長く設定されているようです。
なので、「これお得じゃん!」と思ったら最低利用期間がないか調べてみましょう。

また、同じ販売会社でも、選ぶプランによって最低利用期間が異なるものもあります。
例えばソフトバンクでんきは、1年縛りのプラン(スタンダード)と2年縛りのプラン(バリュープラン、プレミアムプラン)があります。
参考 [ソフトバンクでんき]短期間だけ電気を使用することはできますか?

基本的に、縛りが長いプランのほうがお得度も高くなります。

違約金

最低利用期間があれば、違約金も発生する可能性があります。
ソフトバンクでんきの場合「2年未満の解約は契約解除料が発生する」と明記されています。

いくら電気代を節約できても、違約金を払えばパーになるので『違約金を払わなくて済みそうなところ』『違約金のないところ』が候補になりますね。

携帯やインターネットの電波と違い、電力は(今のところ)どこを選んでも質は変わらないと言われています。
そのため、やめたい状況にはなりにくいと考えられますが、予期せぬ事態に備えて違約金についてもチェックしておきましょう。

電力自由化の違約金

最低利用期間や違約金はどのくらい?

電気料金プランに最低利用期間や違約金があるとして、どのくらいになるのか気になりますよね。

これについては、経済産業省から指針が出されています。
詳細 電力の小売営業に関する指針(案)- pdf

電力を販売する企業はこうしてくださいね、というガイドラインです。
ここでは『望ましい行為』『問題となる行為』に分けて説明されています。

これがまた微妙でして、最低利用期間や違約金については、契約解除を著しく制約する内容の条項は問題となるとされています(30ページ)。

【問題となる行為の例】
契約解除を一切許容しない期間の設定
不当に高額な違約金等の設定

誰が見ても不当な最低利用期間や違約金は設定できないようですね。
ただ、著しく制限とはどの程度なのか、不当な違約金とはいくらなのか、具体的な数字が出ていないので、かなり高くなることも予想されます。

社会的に許容されている携帯電話のプランから考えると、電力でも最低利用期間は2年間、違約金は1万円程度までは認められるかもしれません。
先に紹介したソフトバンクでんきも2年縛りでしたから、『携帯と同じくらい』で落ち着きそうです。

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セット割は要注意

セット割があるプランだと、最低利用期間や違約金が設定される可能性も高いようです。
特に、携帯プランやネットサービスとのセット割ですね。

例えば、携帯電話とセットで申し込むと携帯料金が毎月500円安くなるプランがあるとします。
その場合、携帯の最低利用期間の2年間が終わるまで電気もやめられなかったり、電気だけやめると携帯料金がかなり高くなる、といったことも予想できます。
セット割プランを選ぶときはこういったことも考えて、『いつやめられるか』『やめた後はどうなるのか』まで見ておく必要がありそうです。

ガソリンとのセット割は、最低利用期間が短めの印象です。

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さいごに

電力はライフラインなので、不当な最低利用期間や違約金はなさそうです。
程度に関しては、携帯電話のプランが基準になり、それ以上になると待ったがかかる感じですね。
とは言え、電力は携帯とは比較にならない数の会社から選べるので、最低利用期間無しでもお得なところはけっこうありそうです。
エネチェンジの比較サイトでは、契約期間の縛りの有無も出てきます。

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