尾道の千光寺近くにある鎖山(くさり山)に登ってきました。
石鎚山という岩群に鎖が設置されていて、岩を登ることができます。
頂上には石鎚蔵王権現の祠があります。
『鎖で岩を登って修行・参拝する』という珍しい場所です。
ここでは、鎖山に登ってわかった注意点や、絶景写真を紹介します。
もくじ
場所・アクセス
鎖山は、千光寺本堂の隣にあります。
三重岩のすぐ上なので、三重岩を目指して行くとわかりやすいです。
ほぼ真上にロープウェイが走っていて、ロープウェイからも見えます(千光寺山方向左手)。
鎖山修行は100円かかる
鎖で石鎚山を登るには、奉納料として100円必要です。
節約家にはちょっと痛い出費ですが、せっかくなので登ってみました。
もしこれが無料だったら、無理をして登ってケガをする人が続出するので、そうならないための100円なのかもしれませんね。
他にも以下の注意点があります。
- 子供だけでは登れない。大人同伴で
- 悪天候時は参拝できない
- 一方通行
- 自己責任で登る
登る鎖は2箇所
鎖山では、登るポイントが2箇所あります。
最初の鎖を登る
↓
中腹(絶景ポイント)
↓
中腹から石鎚蔵王権現の祠へ
中腹から石鎚蔵王権現の祠へ行くポイントはこんな感じです。
登り方:鎖に足をかけて登る
鎖同士をつないでいる輪っかに足をかけて登ります。
これが思ったより滑りやすかったので、靴が滑りやすい場合は気をつけて下さい。
登るときの注意点
滑りやすい
前述の通り、足場が滑りやすいです。
鎖もツルツルしますし、岩肌も引っかかりが少ないです。
靴底が薄くなっている場合は、十分注意して慎重に登って下さい。
足を滑らせたときのことも考えておく
ケガをしないためには、滑った後のことを考えることも大切です。
「滑ったらここにつかまって体勢を立て直そう」など、なんとなく想定しておくと恐怖心も薄れます。
後ろに誰もいない状況で登る
「登るのに時間かかりそうだな~」と思ったら、人がいなくなるまで待ちましょう。
後ろで人が待っていると、早くいかなきゃ!とプレッシャーになり、ケガをするリスクも高まります。
私が行ったときは意外と挑戦する人が多く、ご年配の方々も登ってました。
とは言え、ひっきりなしに来るほどではないので、少し待てば後ろに誰もいない状況は作れます。
最初は、後ろに誰もいない状況で、ゆっくり登るといいと思います。
鎖山からの絶景
鎖山を頑張って登れば、こんな絶景を拝めます。
最初の鎖を登った中腹からの景色。ここからの景色が最高です。
千光寺より1段高い場所からの眺めを堪能できました。
左手には玉の岩も見えます。
感想
鎖山は少し危ないですが、苦労する分、絶景を見れたときの喜びはひとしおです。
実際に登って岩に触れると「なぜこんな高い場所に大きな岩が?」という疑問も強くなり、尾道への興味も深まりました。
時間と体力に余裕があるならおすすめの観光スポットです。
ただしくれぐれも、無理はせずに楽しみましょう。