セブン&アイ系列の電子マネーnanacoは、セブンイレブンなどでの公共料金の支払いに利用できます。nanacoはチャージしないと使えませんが、クレジットカードからチャージすることができます。
クレジットカードでチャージすると、ポイントが付与されるカードがいくつかあります。
ポイントがもらえるカードでチャージをし、nanacoで支払えば、税金や光熱費の支払いにも間接的にポイントをつけられるのでお得です。
このブログでは様々な節約術を紹介していますが、『使える人の多さ』『節約額の高さ』から最強クラスの節約術です。
ここでは、ポイントがつくクレジットカード、nanacoへのクレジットチャージの方法、上限などを紹介します。
もくじ
nanacoクレジットチャージに必要なもの
- nanacoカード or nanacoモバイル
- ポイントが貯まるクレジットカード
公共料金でポイントをつける手順
↓
STEP2 nanacoにカードでクレジットチャージする(ここでポイント付与!)
↓
STEP3 セブンイレブンで、nanacoで公共料金を支払う
『セブンイレブンならnanacoで公共料金を支払える』『クレジットチャージでポイントがつく』という2つの要素があるから成り立つ節約術です。
注意点としては、nanacoで払うときにはポイントはもらえないことです。
nanaco支払いでは基本的にポイントがつきますが、一部例外があります。公共料金がそのひとつです。
この節約術でポイントが付与されるのは、クレジットチャージのときのみです。
そのため、クレジットチャージでポイントがつくクレジットカードが必要になります。
nanacoクレジットチャージでポイントがつくカード
全てのクレジットカードで、nanacoチャージポイントをもらえるわけではありません。
nanacoクレジットチャージに対応しており、なおかつポイントも付与されるカードが必要です。
その条件を満たす、主なクレジットカードを紹介します。
セブンカードプラス
「これからポイント対象外になる可能性が最も低いカードが欲しい!」
そんな方は、セブンカードプラスが筆頭候補だと思います。
あくまでも個人的な意見ですが、やはりセブン&アイのカードなので、他のカードが対象外になっても最後に残るのはセブンカードプラスだと予想します。
2020年3月12日からセブン&アイグループのカード以外はクレジットチャージのカードとして新規登録できなくなりました。
セブンカード・プラス【一体型・紐付型】
セブンカード・プラス(ゴールド)【一体型・紐付型】
セブンカード
セブンカード(ゴールド)
セブンカードのほうは新規発行停止しているので、セブンカード・プラスかゴールドのみ。そしてゴールドはインビテーション制なので、これから新たに登録する場合はセブンカード・プラス一択となっています。
すでに登録してある場合は以下のクレジットカードも継続して利用可能です。
リクルートカード
リクルートカードが現時点での最高還元率カードです。
もらえるリクルートポイントも旅行(じゃらん)、買い物(ポンパレモール)、ローソン(Pontaに交換)で利用できるので比較的使いやすいです。
年会費無料で1.2%なのでお得です。
ポイント還元率重視で選ぶならリクルートカードがおすすめです。
その他のカードもまとめると以下の様になります。
カード | ポイント還元率 | 年会費 | 詳細 |
---|---|---|---|
リクルートカード | 1.2%(月3万円まで) | 無料 | リクルートカード |
セブンカードプラス | 0.5%※1 | 無料 | セブンカード・プラス |
ファミマTカード | 0.5% | 無料 | ファミマTカード |
JMBローソンPontaカードVisa | 0.5% | 無料 | JMBローソンPontaカードVisa |
楽天カード | 0% | 無料 | 楽天カード |
Yahoo! JAPANカード | 0% | 無料 | Yahoo! JAPANカード |
※1.セブンカードプラスは、セブンイレブンやイトーヨーカドーなどセブン&アイ系列店での支払いは1%ですが、クレジットチャージは0.5%。セブンイレブンでクレジットチャージをしても0.5%です。
・リクルートカードプラスは2016年9月16日から0%に。現在、新規受付停止中
・漢方スタイルクラブカード新規募集停止。2018年3月1日からリーダーズカードに変更
・楽天カードはJCBブランドでも2017年11月から対象外
・Yahoo! JAPANカードは2018年2月28日 15:00から0.5%に。その代わり、JCBだけでなく、Visa、Mastercardでもnanacoチャージができ、ポイント付与対象に
・リクルートカードは2018年4月16日から月3万円までの制限あり
・Yahoo! JAPANカードは2020/2/1からnanacoチャージ分はポイント付与”なし”に
・3/12からセブン系以外のカードは新規登録不可に
ポイント対象外、還元率低下の予感
実は、2015年がnanacoクレジットチャージの転換期で、いくつかのクレジットカードで還元率の見直しがありました。
たとえば、漢方スタイルクラブカードは、それまではクレジットチャージでも1.75%もらえたんですが、2015年6月から0.25%になりました。
他にもSoftBankカードは1%でしたが、3月31日をもって新規募集を停止、ライフカードもnanacoチャージは付与対象外に。
それに逆行する形で、セブンカードプラスがクレジットチャージでポイント付与されるようになった構図です。
参考 セブンカードプラスのnanacoチャージでポイントがつくようになったぞーー!!
その後、2016年にはリクルートカードプラスが、2017年には楽天カードが対象外になるニュースが話題になりました。
2018年もYahoo! JAPANカードやリクルートカードでの改悪が相次いでいます。
そして2020年にセブン系以外登録不可になり、実質的にセブンカード・プラスのみとなりました。
nanacoクレジットチャージの解説
パソコンサイトでのクレジットチャージの方法
試しに、クレジットチャージでnanacoに5万円チャージしてみます。
追記:仕様変更により『パスワードを入力→チャージ額選択』に順序が変わりました。また、1回のチャージ上限が3万円になりました。
【1】nanacoクレジットチャージでチャージ方法を確認。会員メニュー・ログイン選択
↓
【2】会員メニューでログインする
↓
【3】クレジットカードとnanacoを紐付ける
(クレジットチャージで使うカードを設定する)
参考 電子マネー nanaco 【公式サイト】 : パソコンサイトからの事前登録の方法
↓
【4】クレジットカードの紐付けが済んだら、クレジットチャージ申込を選択
↓
【5】チャージ金額を選択し、登録したクレジットカード情報のパスワードを入力
↓
【6】申し込みで終了
↓
29,000円以下ならこれで完了。
それ以上チャージする場合はもう一度同じ作業をします。
上限は5万円なので、それ以上に設定するとエラーが出ます。先ほど29,000円チャージしたので、この場合は21,000円までしかチャージできません。
↓
【7】21,000円にします
↓
以上で完了。ログアウトを忘れずに。
290、210ポイントが付与された!
楽天カードでチャージしたので、無事ポイントがつきました。
追記:現在は、楽天カードでは付与されません。
チャージした分を使う方法
チャージをすると、その分はセンターお預かりになります。
この段階では、nanacoカードにはまだ移動していないということです。
なので、実際に使うためにはセンター預かり分をnanacoカードに移動させる作業が必要です。
以下の場所で『残高確認』をすると、センター預かり分がnanacoカードに移動します。これで、nanacoで使えるようになります。
注意点
会員メニューでは履歴を確認できますが、見れるのは1日前の履歴までです。 ← チャージ後、反映されるようになりました!
チャージした履歴は翌日以降でないと見れません。
また、新しくnanacoカードを発行した場合、10日経たないとクレジットチャージはできません。nanacoモバイルは4日後です。
・nanacoカードはご入会から10日後の朝6時以降、nanacoモバイルは新規入会・機種変更から4日後の朝6時以降にお手続きいただけます。
・nanacoの諸変更手続きお申し出後2~3週間以内の場合、クレジットチャージのご登録が出来ませんのでご注意ください。
via:電子マネー nanaco 【公式サイト】 : よくあるご質問 / クレジットチャージについて
クレジットチャージの上限
5万円です。
正確には、クレジットチャージしたセンター預かり分の上限が5万円です。
5万円以上チャージしようとすると、前述の通りエラーがでます。
nanacoにチャージできるのも上限5万円なので、nanaco1枚で計10万円まで支払えるということですね。
クレジットチャージでそれ以上の支払いを一度にしたい場合は、nanacoカードを複数持つか、nanacoモバイルを使う必要があります。
1日、1月のチャージ上限回数・額
また、日ごと・月ごとの上限回数、上限額も設定されています。
【1日のチャージ上限額】30,000円
【月のチャージ上限回数】10回
【月のチャージ上限額】200,000円
1日1回3万円までなので、3万円より多くチャージする場合は2日かかります。
複数利用の注意点
10万以上払うためにnanacoを複数利用する場合、クレジットカードも複数必要になります。nanacoに紐付けられるクレジットカードは1枚なので。
しかし、1枚でチャージする方法がないわけではありません。
たとえば、nanacoAとnanacoBにチャージしたい場合、
Aに紐付けたクレジットカードは、そのままではBで使えません。
使うには、Aで使った後、一度Aの紐付けを解除(解約)してBでもう一度設定します。
新たに紐付けすると、使えるようになるには1日以上かかります。
なので、時間は多少かかりますが、1枚のクレジットカードで複数にチャージすることは可能です。
この節約術では、還元率の高いカードを駆使するのがポイントで有利なので、支払いを分割できない場合はこのワザを使いましょう。
ただし、リクルートカード等セブンカード・プラスよりも高い還元率のカードが登録してある場合は、解除すると登録し直せなくなるのでやめておきましょう。
まとめ
年間の公共料金の支払いは多額です。
税金、ガス代、電気代、水道代、自動車税等すべて合わせると年間50~60万はかかります。そのため、これでポイントをもらえればかなりの節約になります。
仮に80万円で、還元率0.5%のカードを使用した場合、4,000ポイントもらえます。このポイントを使えば、4,000円も節約できる計算です。ちょっとした手間だけで4,000円節約できるなら、利用しない手はありませんね。
見た目ではクレジットチャージは面倒そうですが、一度やってしまえば簡単で、すぐにできます。支払いもnanacoを提示するだけでいいので、現金で払うよりも楽ですよ。
新規登録の場合はセブン&アイ系列のみですが、セブンカード・プラスは年会費無料。nanacoのオートチャージも可能です。
現在、新規入会キャンペーンも実施しており、利用等の条件達成で最大3,400ポイントもらうこともできます(~7/31)。
セブンカード・プラス(公式サイト)
「0.5%以上の還元率が欲しい!」
そんな方は、クレジットカードと併用してベネフィット・ステーションを利用するのも検討してみましょう。