京都旅行で交通費を節約するには、市営地下鉄の一日乗車券(ワンデーフリーチケット)が役立ちます。
その名の通り、京都の市営地下鉄全線が1日乗り放題になるチケットですが、それ以外にも優待特典があるんです!
ここでは、地下鉄一日券の料金や優待内容などを紹介します。
料金
地下鉄一日乗車券の料金は、大人600円、子供300円です。
※800円(子供400円)に値上がりしました
京都の地下鉄は割高で、1駅(初乗り)でも210円かかります。
そのため、基準としては4回以上利用するなら元が取れます。
もちろん行く場所により運賃が異なるので、普通に払う場合と比べた上で、買うかどうか判断しましょう。
買える場所
地下鉄一日乗車券は、以下の場所で購入できます。
- 地下鉄の駅の窓口
- 市バス・地下鉄案内所
- 定期券発売所
駅の窓口が一番わかりやすいです。
優待施設・割引特典
この地下鉄一日乗車券、ただ地下鉄が乗り放題になるだけではありません。
利用当日に提示すると割引を受けられ、優待価格になる観光地・施設もあるんです。
そのため対象施設に行く場合は、入場料などを節約できます。
主に、地下鉄沿線にある施設での割引です。
大人の一日乗車券と子供の一日乗車券で、優待施設が異なるところもあります。
また、展覧会等によっては優待割引を受けられない場合も。
【大人券の優待施設】
- 二条城:100円引(600円 → 500円)
- 京都水族館:1割引(2,000円 → 1,800円)
- よしもと祇園花月:300円引(4,000円 → 3,700円)
- 京都市動物園:100円引(600円 → 500円)
- 京都文化博物館
- 京都市美術館:展覧会によって異なる
- 無鄰菴:100円引(410円 → 310円)
- 京都国際マンガミュージアム:2割引(800円 → 640円)
- 弥栄会館ギオンコーナー
- 京都府立植物園:2割引(200円 → 160円)
- 東映太秦映画村:200円引(2,200円 → 2,000円)
【子供券の優待施設】
- 京都国際マンガミュージアム:2割引(100円 → 80円)
- 京都水族館:1割引(1,000円 → 900円)
- よしもと祇園花月:300円引
- 東映太秦映画村:100円引(1,100円 → 1,000円)
- 京都文化博物館
多くの施設で優待を受けられます。
特に、二条城の入城料(拝観料)が安くなるのはいいですね。
二条城は歴史的価値が高い場所なので、600円でも適正だと思いますが、100円引きになるのは嬉しいです。
ちなみに弥栄会館ギオンコーナーは、サイトに割引クーポンもあります。
参考 京都祇園・弥栄会館 ギオンコーナー オフィシャルサイト
京都市交通局:地下鉄一日券
払い戻し
未使用の場合に限り、発売場所で払い戻しができます。
ただし、1枚につき200円の払戻手数料がかかります。
近鉄線・京阪線への乗越は運賃かかる
京都の市営地下鉄の一日乗車券なので、エリア外の駅に行くと、その分料金がかかります。
近鉄線や京阪線へ乗り越す場合は注意して下さい。
一日乗車券の有効範囲は、烏丸線(国際会館~竹田)と東西線(太秦天神川~六地蔵)です。
http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000028376.html
バスと電車(地下鉄)どっちがいい?
基本的に、京都観光にはバスのほうが有利です。
バスは行ける範囲が広く、バス一日券の料金も安いです。
ただし、観光シーズンは非常に混むデメリットがあります。
「バス移動で時間かかって、肝心の観光する時間がなくなった…」ということもしばしば。
なので観光シーズンは、地下鉄のほうが時間短縮になります。
バスが遅れることはよくありますが、地下鉄が遅れることはほぼありません。
ただ、地下鉄だけでは北東方面(銀閣寺など)や北西方面(金閣寺・龍安寺など)には行けないので、そちらに行く場合はバスなど他の移動手段が必要です。
まとめ
京都の市営地下鉄一日乗車券があれば、地下鉄乗り放題です。
利用当日に提示すると割引になる優待施設もあります。
それを考慮して計画を立てれば、けっこう節約できそうですね。
ちなみに、地下鉄はわかりやすいですが、バスは迷いやすいです。