青色申告で必要になる書類を実際に作っていきます。
私が作ったときにちょっとわかりにくかったところを中心に、書き方や注意点を紹介していきます。
準備編:アフィリエイトの確定申告を青色申告にして節税してみた【準備編】
青色申告で提出した書類
- 所得税確定申告書B
- 青色申告決算書(損益計算書、貸借対照表)
- 源泉徴収票
この3つを提出しました。
書類は、確定申告書等作成コーナーというサイトから作っていきます。該当する数字を入れていくだけで自動で作れるようになっているので、そこまで迷わないと思います。
1つずつ見ていきましょう。
所得税確定申告書B
職業の欄は広告業にしました。
アフィリエイターの言い方は、はっきり決まったものがないので悩みました。
他にも、WEBサイト運営、ライター業といった書き方があります。
数字関連で、私が申告書に入力したところを紹介しておきます。
【収入金額等】の欄
営業等:アフィリエイトで得た収入
給与:アルバイトで得た収入
【所得から差し引かれる金額】の欄
基礎控除:380,000
【その他】の欄
青色申告特別控除額:収入から経費を引いた額
損益計算書
1年間の収入、出費などアフィリエイトの実績を表にしたもの。
私が入力した欄
業種名:広告業
売上金額①:アフィリエイトの収入
差引金額⑦:アフィリエイトの収入(①と同じ)
通信費⑫:ネット利用料
雑費㉛:ネット以外のアフィリエイトでの経費
計㉜:経費の合計(⑫+㉛)
差引金額㉝:収入-経費(⑦-㉜)
青色申告特別控除前の所得金額㊸:㉝と同じ
青色申告特別控除額㊹:㉝と同じ
○月別売上(収入)金額及び仕入金額※別紙
仕入れはなかったので、左側の売上金額のみ入力しました。
確定した月の売上を、月毎に入れていきます。
青色申告は発生主義です。
アフィリエイトの場合、報酬が確定した月が売上になります。
参考 アフィリエイトの確定申告 Q&A
○青色申告特別控除額の計算
青色申告特別控除前の所得金額⑦:アフィリエイトでの収入-経費
青色申告特別控除額⑨:⑦と同じ
貸借対照表
ある時点(12月31日)での財務状況(資産や負債など)を示すもの。
【資産の部(左側)】
現金:アフィリエイトで使っている銀行口座の1月1日(2014年)残額と12月31日(2014年)の残額
売掛金:1月1日時点(2014年)で、確定しているけどまだ支払われていない収入、12月31日時点で確定しているけどまだ支払われていない収入
事業主貸:1年間で口座から出て行った額
合計:上の数字を足した額
【負債・資本の部(右側)】
事業主借:アルバイトの給与所得額
元入金:期首・期末ともに、資産の部の期首合計(左側)と同じ額
青色申告特別控除前の所得金額:アフィリエイトの収入-経費
合計:期首時、期末時での口座残高
資産の部の合計と負債・資本の部の合計は、左右同じになります。
源泉徴収票
源泉徴収票は、アルバイトなど他から給与所得がある場合のみです。
申告書の添付書類台紙に糊付けして提出します。
原本を出す必要があります。コピーをとっておきましょう。
提出時の注意
これらの書類には、提出用と控用の2つがあります。
その名の通り提出用のみを提出するのですが、控用にもハンコを押して貰う必要があります。
そのため、持っていくときには提出用と控用の2つを持っていきます。
申告書作成が激的に楽になるツール
経理に詳しい人は、パパっと作れると思いますが、初心者だとなかなかそうはいきません。
決算書作成や記帳が楽になるツールを使うと、初心者でもできます。
- マネーフォワード クラウド確定申告
- 全自動のクラウド会計ソフト【freee (フリー)】
- やよいの青色申告オンライン
など、無料で利用できるものもあるので使ってみましょう。
私はマネーフォワード クラウド確定申告を使ってます。
最初だけやってもらう
「会計ソフトやクラウドツールなども使えないかも…」という人は、
最初だけ税理士さんなどの詳しい人にやってもらって、翌年からは自分でやるのがいいと思います。
やってもらってテンプレートがあれば、翌年はその数字を変えるだけなので楽です。
下手に自分でやって、間違った物を作るよりは確実です。
参考 小規模事業・確定申告もOK≫税理士をお探しなら『税理士探しの強い味方 税理士紹介エージェント』
まとめ
青色申告ができるようになれば、大きく節約できます。
今回実際にやってみましたが、思っていたほど面倒ではありませんでした。
これで65万円の控除が受けられるなら、絶対にやるべきだと思います。