SuicaやICOCAは、JRで使える電子マネーです。
無記名のものなら手軽に買えて、すぐに改札でピッとできるので便利ですよね。
最初に買う際は、チャージした分からデポジットとして500円引かれます。
それは皆さんご存知だと思います。
しかし、使わなくなったSuica等を払い戻し(返却)するときに、手数料がかかることはあまり知られていません。
これを考慮しないと、思わぬ損をする可能性があります。
ここでは、SuicaやICOCA等の払戻手数料を無料にする方法を紹介します。
※ここで言う電子マネーは、定期券ではない普通の電子マネーです
SuicaやICOCAの払戻手数料
主にJRで使える電子マネー(Suica・ICOCA・SUGOCA・Kitaca・はやかけん等)は、返却するときに手数料がかかります。
220円です。
他の鉄道系電子マネーも、手数料がかかるものも。
電子マネー | 手数料 |
---|---|
Suica・ICOCA等 | 220円 |
PASMO | 無料 |
PiTaPa | 500円 |
PiTaPaはポストペイ型(後払い)なので他とはちょっと違いますが、返却(解約)するときには500円かかります。
対してPASMOは無料です。良心的ですね。
残高ゼロなら手数料無料
この手数料、実はチャージ残額が220円以下なら払わなくてもいいルールがあります。
220円以下なら、手数料と相殺されてデポジット(預り金)の500円のみ返ってくる仕組みです。
式で表すと以下のようになります。
残額 – 220円と500円(デポジット分)=払い戻し額
残額がいくらであっても、預り金の500円は確保されます。
残額-220円がマイナスでも、500円から引かれることはありません。
具体例はこんな感じです。
残額1,000円 → 1,000-220と500で1,280円払い戻し
残額100円 → 100-220で手数料なし。預り金500円のみ返金
残額0円 → 0-220で手数料なし。預り金500円のみ返金
結論:残額0円にして返せば損しない
ややこしい感じですが、結論としては残額を0円にして返却すればOKです。
220円以下なら手数料は無料ですが、残額分は返ってこないので、残額があればその分損になります。
使い切って0円なら損がなく、無駄もありません。
残額0円にするには現金と併用するのがおすすめです。
現金と併用可能
SuicaやICOCAは現金と併用して払うことができます。
例えば、残額が100円で200円のものを買う場合、残額と現金100円で支払えます。
また、券売機では電子マネーで切符を買うこともできます(一部、古い券売機では未対応のものも)。
残額ゼロにするのはそこまで大変ではありません。
まとめ
鉄道系の電子マネーでは、だいたい払戻手数料がかかります。
SuicaやICOCAは220円です。けっこう大きいですよね。
返すだけで1駅分以上払うのはもったいないので、残額0円にしてから返却しましょう!
実はSuicaでポイントを貯められます。
https://setuyaku-method.com/tokyo-station-100years-suica/