皆さんは歯医者に行ってますか?
私は年に1度の頻度で行くようにしています。
そのとき毎回思うのが「初回は高いな~」ということ。
2回目以降は1,500円くらいなのですが、1回目は3,500円ほどかかります。
今までは「歯医者は仕方ないか」と諦めていたのですが、ふと明細書を見てみると、初回高い理由が判明しました。
それと同時に節約ポイントもわかりました。
ここでは歯医者が初回高い理由と歯医者での節約術を紹介したいと思います。
※点数は2015年時点のものです
もくじ
処置の点数
歯医者での処置(治療)はそれぞれ点数化されていて、それに対してお金がかかるようになっています。
1点=10円です。
行った治療・処置の点数を合計し、10を掛けた金額が治療費になります。
保険適用だと3割負担なので、治療費の3割が実際に払うお金です。
私が2015年12月に行ったときの明細書の内容は以下の通りです。
処置 | 点数 |
---|---|
歯科初診料 | 234点 |
歯科疾患管理料 | 110点 |
歯周基本検査20歯以上 | 200点 |
パ電(レントゲン撮影) | 402点 |
う蝕歯即時充填形成 | 126点 |
充填1(単) | 102点 |
光重合 複合レジン系(単) | 11点 |
合計1,185点。10を掛けると11,850円。
この3割負担なのでかかった金額は3,560円でした(端数は四捨五入)。
やはり3,000円以上かかりましたね。
点数の高い処置が料金の高さの理由ですから、200点以上のものをチェックしてみます。
初回高い理由
初診料
歯科初診料の234点。
200点以上でかなり高いですが、これは初回に必ずかかるものです。
初回というのは初めてその歯医者に行ったときだけではなく、一定期間が空いた場合も含みます。
期間は1ヶ月か2ヶ月です。
歯科疾患管理料がかかった場合 → 2ヶ月間
歯科疾患管理料がなかった場合 → 1ヶ月間
2ヶ月間なら大丈夫かもしれませんが、1ヶ月はスケジュールの都合で空いてしまう可能性があります。歯科疾患管理料を取られていない場合、もし1ヶ月空くとまた初診料がかかるので気をつけて下さい。
歯周基本検査
歯周基本検査の200点。
歯茎を軽く押してする歯周病の検査でした。
これは前行ったとき(6ヶ月前)の初回もやったので、ちょっと期間が空けばだいたいかかるみたいです。
レントゲン撮影
パ電(パノラマレントゲン撮影)は402点。
これが高いですね。
ただこちらは必ずかかるものではありません。
歯並びが変わりやすい子供や歯の内部の様子が重要な治療をしている場合は別ですが、普通の虫歯治療等であれば毎回する必要はないようです。
何年も行っていないわけではないのに、毎回毎回レントゲン撮影がある場合は、理由を問い詰めたほうがいいかもしれません。
歯医者の初回が高いのは、これらの処置が理由でした。
検査は仕方ないとして、初診料とレントゲン撮影は工夫次第で節約できる可能性がありますね。
初診料と再診料の違い
初診料と再診料は、同じもののようですが別物です。
初回にかかるのが初診料で、その次からは再診料がかかります。
それが一定期間空くと初診料に戻ります。
期間が空いていなくても再診料はかかります。
ただ、歯科再診料は45点で安いです。
初診料は234点なので、2,340円の3割で700円(702の四捨五入)。
再診料は45点なので、450円の3割で140円(135の四捨五入)。
560円も差があります。
治療継続中なら出来るだけ再診料で行けるようにしましょう。
また、月が変わっても2ヶ月(または1ヶ月)空いていなければ再診料です。初診料にはなりません。
月初がお得?
よく聞くのが『歯医者に行くなら月初に行く方がお得』という話。
これも明細書から理由がわかりました。
月変わりの明細書を見ると前回なかった点数が発生してました。
歯科疾患管理料(110点)です。
これは初回のときもありましたが、その次からはなくなり、月が変わるとまた発生しました。
つまり、月初めに行って当月内に終わらせられればこの歯科疾患管理料がかからないからお得ということなんですね。
1,100円の3割なので、金額にすると330円の節約になります。
無理やり終わらせると高くつく可能性も
ただし、330円を節約させるために無理やり終わらせると後から損するかもしれません。
まだ気になる箇所があるのに終わらせて、もしそこが悪化すれば、次に行ったときに330円以上の治療費がかかる可能性があるからです。
ちゃんと治療して当月内に終わればいいんですが、気になる部分が残ったまま終わるのはおすすめできません。
330円という金額を考えれば、月が変わるとしても完治させたほうがいいと思います。
クレジットカードは使える?
これは歯医者さんによって違うかもしれませんが、私は使えたことがありません。
過去3軒の歯科医院に行きましたが、全てクレジットカードは使用不可でした。
1軒だけ保険適用外の治療なら使えましたが、そこも保険適用だと使えません。
けっこうな出費になるので、保険適用でも使えるようになって欲しいものです。
まとめ
まとめると、
- 初回は初診料・検査・レントゲン撮影があるから高い
- 初診料は2ヶ月以上(又は1ヶ月以上)あくとまたかかる
- レントゲン撮影の頻度に注意
- 月初めに行くとお得
ただもらうだけだった明細書ですが、よく見てみると色々なことがわかりました。
節約するにはこういったものもしっかりチェックすることが大切ですね。
特に、再診料が初診料に戻るタイミングは覚えておきたいです。
治療が終わった後に「虫歯かな」と思ったら、初診料になる前に行けば節約できます。
コメント
歯科疾患管理料を始め、色々とお金がかかるシステムなのですね。初めて知ることがいくつもあり、勉強になりました。私の行っていた歯医者はクレジットカードは使えましたので全額クレジットで払えて大変便利でした。
しかし、その歯医者は歯石の除去もなんかチマチマやって治療期間を意図的に延ばしているんじゃないか??という感じでした。多分歯科疾患管理料狙いだと思います(笑)。歯医者業界ではこちらのHPとは逆に「患者様から1円でも多く治療費を頂く方法」なんていう記事が出回っているんじゃないかと勘ぐってしまいます。
まあ普段から歯磨きを入念にして歯医者にお世話にならないのが一番ですね!
コメントありがとうございます!
クレジット払いできるのは良心的ですね。
ただ、意図的な引き延ばしがあるならその分時間もお金もかかってしまいますよね。
意図的な引き延ばしは私も何度か感じたことがあります。
前の歯医者さんでは2ヶ所くらい一気に治療してくれたのに、ここでは1ヶ所ずつしかやってくれないとか。そのあたりの基準が曖昧なのも問題な気がします。
おっしゃる通り、普段の歯磨きをしっかりすることが一番の節約になりそうですね!