自分で二重窓(内窓)を作ってみました!
主に防寒対策です。
二重窓にすると、外窓と内窓の間に空間ができます。それがあることで気密性がアップし、断熱効果が期待できます。
意外と簡単に出来たので、寒さ、結露対策などにおすすめです。
ここでは、必要なもの、簡単な作業手順、かかった費用などをまとめています。
もくじ
必要なもの
- ポリカーボネート(1820mm×910mm)
- 刃の厚いカッター(18mm)
- 長めの定規
- ガラス戸レール上・下(4mm)
- 両面テープ
- 大きいハサミ
- セロハンテープ
- メジャー
- カブセ(4mm×1000mm)←必要に応じて
※()は私が使ったもののサイズです
小窓なら、ポリカーボネートはもっと小さいものでも済むかもしれません。
かかった費用
カッター:398円
ガラス戸レール・上(1,000mm):188円×2
ガラス戸レール・下(1,000mm):110円×2
計2,974円
横幅が1m以上あったのでレールは2セット買いました。
3,000円以下で済んだので良かったです。
ポリカーボネートを安く買えたのが大きいです。
すべてホームセンターのカインズで買いました。
ポリカーボネートは期間限定価格でお得でした。
買ったお店ではポリカーボネートもレールも外の売り場にありました。
他のものは家にあったのを使いました。
ポリカーボネート選び
日光を入れたかったのでクリア(透明)のものにしました。
見た目白かったのですが、白いのは表面に貼ってあるシート(カバー)で、剥がしたら無事透明になりました。
逆に日光を入れたくない場合はクリアではないものにしましょう。
少し高かったですが、色付きのものやブラインド状のものもありました。
ただ、透明でなくてもいいならプラダン(プラスチックダンボール)でもいいかもしれません。プラダンならポリカーボネートよりかなり安く済みます。
作業手順
窓枠の縦横を測る
↓
縦が-5mm程度になるようにポリカーボネートをカッターで切る
↓
カット部分と逆側にセロハンテープを貼る
レールを横幅分切る
↓
レール上下に両面テープを貼る
↓
窓枠にレールを貼る
↓
レールに切ったポリカーボネートをはめて完成
縦の黒いものは隙間テープです。
重なる部分の隙間を埋めるために、100均のものを簡易的に貼りました。
このあたりはまだ改良の余地がありそうです。
透明じゃないように見えますが、これは窓にプチプチ断熱シートも貼っているので、それが曇って見えています。
レールのサイズ(高さ・幅)
レールは高さがあるほうが上。
低いほうが下です。
溝の幅はともに4mm。
これはポリカーボネートを買うときに、実際にピッタリ入るか試して確認しておきましょう。
高さは、
左が上、右が下。
ポリカボードが乗る部分と上の部分の高さ(黒塗り箇所)は共に1mm。
というわけで、
縦の長さの-5mmくらいで切るとちょうどいいです。
そうすると上部分が3mmほど空くので、レールをはめられます。
ホコリ・ゴミ侵入防止
ポリカーボネートは中が空洞になっています。
そのままだとホコリなどが入ってしまうので、セロハンテープを貼って塞ぎます。
本当はアルミテープが良いのですが、屋内なのでとりあえずこれで代用中。
ポリカーボネートのカットが大変
一番大変なのはポリカーボネートを切る作業です。
なのでカッターは刃が厚く、握りやすく、新しいものを用意しましょう。
カインズで買ったこちらを使いました。
表面の白いシート(カバー)は切った後に剥がします。
定規の横に木材を置いて、それを足で抑えながらズレないように切りました。
最初は全く切れませんが、何度か繰り返すと、ジジジっと刃が入る感覚があり切れてきます。
かかった時間
線を引くのも含めてだいたい20分くらい。
長めの定規があればもうちょっと早くできるかもしれません。
日光の当たる面
ポリカーボネートは日光の当たる面が決まっています。
カットしたりシールを剥がしたときにも、わかるようにしておきましょう。
ラインが縦
ポリカーボネートはラインが縦になるように使うのが一般的です。
レールのカットも大変
レールのカットも大変でした。
最初はカッターでやってたのですがなかなか切れなかったので、しびれを切らして大きめのハサミで切りました。
そうすると切った部分がグニャッと曲がったので、ペンチで真っ直ぐにしました。
切ったところが端側になるように使いましょう。
誤算・失敗
湾曲していた
お店で立て掛けて置かれていたので、弓なりにくせがついて湾曲していました。
何日か横にして上から本を置いたりしてみましたが、結局この湾曲は取れませんでした。もしかしたらこれが安かった理由かも?
これに気づかなかったのはちょっと失敗でした。
選べるなら平置きされているものがベストです。
追記:カブセを使うとある程度真っ直ぐになりました。
両端にはめて使うもので、湾曲を抑えられます。
また、あそびがあるので、しっかりはめ込まないようにして調整することで、端の隙間もなくすことができます。
持ち運びが大変
ポリカーボネートをお店から持って帰るのにかなり苦労しました。
ポリカボード自体はそこまで重くないので一人でも持てます。
ただサイズがあるので、車に入れる作業等が大変です。
縦1,820mmなので軽自動車だとちょっとキツいですね。
少し遠くても、近くに車がいない場所で、2人以上で搬入作業しましょう。
難しい場合は、自宅に届けてくれるネットのほうがいいですね。
防寒・電気代節約に
かなりの防寒効果を感じています。
陽が当たり上がった室温がなかなか下がらなくなった印象です。
外気の影響を受けにくくなれば暖房・冷房効果も上がるので、電気代の節約も期待できます。
結露対策
軽減されました。
結露に関しては、断熱シートでけっこう抑えられていたので、そこまで気になっていませんでした。
防音効果
ちょっと静かになったかな~くらい。
外の音が全く聞こえなくなることはありません。
二重窓キットもある
作った後に気づいたのですが、二重窓のキットもあるようです。
いろいろ準備するのが面倒ならこちらでもいいかもしれません。
ただ、自分で用意するのに比べると高いです。
まとめ
こういったDIYは苦手なので不安でしたが、意外とうまくできました。
実際に使ってみると、日光も入るし強度も十分なので、ポリカボードは二重窓にはうってつけの素材ですね。
以前貼った窓用防寒シートもあるので、この冬は節約しつつ快適に過ごせそうです。